IIJの広報誌「IIJ.news」Vol.196(2026年10月号)が公開されました。今号の特集は「スポーツ×IT」です。
本特集では、近藤真彦氏との対談や、サーキットでのローカル5Gによる低遅延伝送やハンドオーバー、スタジアムでのStarlinkを使ったWi-Fi提供など、スポーツ現場の通信を支える取り組みが紹介されています。
本記事では、各記事の読みどころと、技術的な背景を知るためのEGブログの関連記事をご案内します。
巻頭言と特別対談
特集の冒頭を飾るのは、IIJ常務執行役員でIIJエンジニアリング代表取締役社長の山井による「スポーツ×ITが生み出す新たな価値」です。スポーツにおけるIT活用を、「競技そのものに使われるIT」と「観戦体験を高めるIT」の2つの領域に整理しています。前者では低遅延が、後者では大勢の同時接続をさばく広帯域が求められます。そのどちらにも効くのが、ローカル5G、Wi-Fi、Starlinkといった無線アクセス技術です。特集全体の見取り図として、最初に読んでいただきたい一本です。
- IIJ.news掲載記事:スポーツ×ITが生み出す新たな価値
続く特別対談「モータースポーツは走る”IT”実験室」では、山井が聞き手となり、SUPER FORMULAを統括する日本レースプロモーション(JRP)取締役会長の近藤真彦氏とお話ししています。2022年に始まった関係から、時速290キロでの低遅延伝送に至るまでの歩みが語られています。
- IIJ.news掲載記事:特別対談 モータースポーツは走る”IT”実験室
サーキットで磨いたローカル5G
「”走る実験室”で磨かれた技術」は、IIJエンジニアリング 事業企画部の米田と 岡田拓也と共同で執筆しました。サーキットは反射や遮蔽で電波の届き方が一様ではなく、そこを時速200キロを超える車両が駆け抜けます。既存の公衆網では10〜20秒の遅延が生じていた映像配信を、専用のローカル5G網でどこまで縮められるか。2025年の実証で「時速290キロでの低遅延伝送」「時速270キロでのハンドオーバー」に成功し、同年11月に「サーキット向けローカル5Gソリューション」としてサービス化するまでの経緯がまとめられています。
- IIJ.news掲載記事:“走る実験室”で磨かれた技術
EGブログでは、米田が「なぜサーキットなのか」をテーマに書いた記事があります。あわせて読むと、技術の背景がより立体的に見えてくると思います。 - ローカル5Gの「ドンピシャ」な用途を探す:サーキットという答え
スタジアムで衛星ブロードバンドを使う
「水戸ホーリーホック ホームゲームで衛星ブロードバンドを活用する」は、IIJエンジニアリング サービス開発部の岡田裕夫が執筆しました。1万人を超える観客が集まると、携帯電話の電波は混み合います。かといって、ゲートや売店、キッチンカーのように屋外に点在する場所すべてに固定回線を引くのは現実的ではありません。そこでStarlinkを8基使い、エリアを分けて運営用と来場者向けのWi-Fiを提供しました。
記事の後半では、機材選びよりも「段取り」が効いたことを紹介しています。カゴ台車に機材を載せたまま運ぶようにしたことで、設営と撤去にかかる時間は半分以下になりました。
- IIJ.news掲載記事:“水戸ホーリーホック ホームゲームで衛星ブロードバンドを活用する
おわりに
今号には他にも、ジュビロ磐田やガンバ大阪、アルテミス北海道などIIJグループ各社の取り組みも掲載されています。以下より、冊子をPDFでダウンロードしていただくことも可能です。
https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_196/
サーキットやスタジアム、屋外イベントでの通信環境についてのご相談は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。
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