とても便利なルータです
「電波は立っているのに、仕事にならない」。イベント会場で決済端末が固まる。仮設事務所のWeb会議で音が飛ぶ。走行中の車両から送る映像が乱れる。現場の通信トラブルは、たいてい”圏外”ではなく”不安定”が原因です。
速い回線に替えれば直る——そう考えたくなります。ただ、どんなに速い回線でも、1本である限り混雑や障害には勝てません。携帯電話のキャリア網は数万人が集まれば輻輳しますし、光回線は納期が長くイベントには間に合わないことがあります。
そこで発想を変えて、使える複数の回線を「束ねる」。これがPeplink(ペップリンク)というルータの考え方です。携帯キャリアのSIMを複数枚、光回線、備付けのWi-Fi、さらには衛星ブロードバンドまで、そこにある性質の違う回線を1台にまとめ、どれかが混んでも落ちても残りが支えてくれるため、通信が止まりません。置いたその日から使えるのも現場向きです。
どんな現場で使われているのか
弊社IIJエンジニアリングがこの技術を提供してきた現場は、実に多彩です。約33,000人が来場したJ1リーグのスタジアムでは、電子チケットの読み取りとキャッシュレス決済を携帯キャリア網の輻輳から守りました。建設機械を遠隔操縦する実証実験では、Starlink 2回線と光回線をそれぞれ束ねて操縦用の映像伝送を支えました。他にもラジオの生中継、走行する車両からの映像送信、フードトラックの決済まわりなど、「通信が止められない」場所ならどこでも出番があります。
弊社は、用途に合わせた機種選定から販売設定、構成をカスタマイズした期間限定の役務提供まで対応しています。本連載では、こうした現場の実例を交えながらPeplinkの実力を紹介していきます。
どんな機種があるのか
ワールドワイドでは多くの製品がリリースされていますが、国内で使用できるのは技適(認証)を取得した一部の機種に限られます。とはいえ、用途に応じた機種を選べる豊富なラインアップが展開されています。
正規代理店のリンク→ Peplink製品ページ(外部リンク)
本連載では、弊社がどの機種を多く利用しているかも紹介したいと思います。まず次回は、回線を束ねるPeplink独自の技術である「SpeedFusion」の仕組みを紹介します。
Peplinkの販売設定・役務提供のご相談は、以下のお問い合わせリンクよりお気軽にどうぞ。